大阪北河内ユネスコ協会 理事 倉恒弘彦

(大阪市立大学医学部代謝内分泌病態内科学 客員教授)

 

ご挨拶

世界保健機構(WHO)憲章にも示されていますように、健康は単に傷病の有無のみならず、肉体的、精神的そして社会的な観点から総合的に判断されるものです。

近年の疾病対策の歩みをふり返ってみますと、20世紀後半の高度成長期からは、健康診断による疾病の早期発見/早期治療といった「二次予防」が中心的な取り組みとして行われてきました。

しかし世紀の変わり目を前にして、公的にも「一次予防」に注目が集まってきます。

厚生労働省の発表した「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」はその代表的なものです。従来の健診による取り組みにとどまることなく、健康を増進し、疾病の発病を予防する「一次予防」に一層の重点を置いた対策を推進したものです。

そこで、大阪北河内ユネスコ協会健康事業部では、「健康」を重要テーマの1つとして取り上げ、ユネスコ活動の使命であるEducational(教育の)、Scientific(科学の)、and Cultural (文化の)Organization(機関)としての活動を行うことと致しました。

生活環境ストレスの変化に伴いうつ病などのメンタルヘルス障害による休職者も急増している現代においては、「国民健康づくり運動」を進める上で、心身の疲労度評価は重要なキーワードとなっています。

本ホームページでは、国民の健康の維持、増進に向けた教育を目的に、健康に関するわかりやすい情報を健康広場において発信しております。

また、ご自身の健康状態をチェックするための簡便な問診票(無料)を提供し、疲労、睡眠、抑うつ、不安などの健康状態を確認して頂けるように致しました。

さらに、メンタルヘルスの状態を評価しようとしても、実際の職場で働く保健師や産業医の体験では、問診票を用いた自覚症状評価では個人差が大きく、また体調が悪くても正しく申告しない/できないケースも少なくありません。

問診票による評価(職業性ストレス簡易調査票など)を補うものとして、メンタルヘルスの状態を客観的に評価できる指標―いわば「心の血圧計」―の活用が望まれています。

そこで、自律神経機能を客観的に評価することによって、①心身の疲労状態、②メンタルヘルス障害、③睡眠状態、④注意力、記憶力、作業効率などが推定できるという我々の特許(http://www.fmcc.co.jp/)を活用して、健康を科学するという活動にも取り組むことと致しました。

問診票や客観的な検査で何度も異常がみられる方には、検診センターや健康に関する専門家の皆様(公認心理士、薬剤師、医師など)との相談コーナーも開設する予定です。

このような取り組みが皆様のお役に立てることを心より願っております。

 

令和2年4月吉日

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